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すだちは、ビタミン豊富な食品としても有名です。
● 成分特性
徳島県のすだちは、昔から食べると長生きすると伝えられており、県民に愛され続けてきた食品です。爽やかな香りと、すがすがしい風味が料理の味を高め、果肉にはビタミンCが豊富で、「リモネン」という成分が含まれています。また、すだちの皮にはビタミンAが豊富で、この他にもタンパク質、脂質、糖質、繊維、灰分、ビタミンなど多種類の栄養素が含まれています。
● 香りの特徴
すだちの最大の特徴は、何と言ってもその香りにあります。すだちの香気成分は種類が豊富で、量的にも「レモン」を遥かにしのぎます。すだち独特のすがすがしい優雅な香りは、12種類のモノテルペン類の複合香によります。ほかの香酸かんきつ類には全く含まれない2種類のフラポン「スダチチン、デメトキシスタチチン」が発見されており、香気の大きな要因となっています。
● すだちの組成成分の機能性
すだちの果皮は濃い緑色で果汁が豊富に含まれています。また香りが強くクエン酸含量が高いという特徴をもち、クエン酸は含まれる酸の95%を占め、果汁にはビタミンCが100g中40〜60mg含まれています。8月中旬〜9月上旬にすだち果汁中の酸含量は最も高く6〜7%となります。すだちの皮については食物繊維・カルシウム・ビタミンA、ビタミンCが多く含まれ健康成分が豊富です。 |
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【すだちの成分表(可食部100g当たり)】 |
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エネルギー |
水分 |
たんぱく質 |
脂質 |
炭水化物 |
灰分 |
糖質 |
繊維 |
果汁 |
19kcal |
92.9g |
0.5g |
0.1g |
6.1g |
0.1g |
0.3g |
果皮 |
67kcal |
80.8g |
1.6g |
0.3g |
13.6g |
2.8g |
0.9g |
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無機質 |
カルシウム |
リン |
鉄 |
ナトリウム |
カリウム |
果汁 |
16mg |
11mg |
0.2mg |
1mg |
140mg |
果皮 |
150mg |
17mg |
0.4mg |
1mg |
290mg |
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ビタミン |
A |
B1 |
B2 |
ナイアシン |
C |
カロチン |
A効力 |
果汁 |
0 |
0 |
0.03 |
0.02 |
0.2 |
40 |
果皮 |
750 |
420 |
0.04 |
0.09 |
0.5 |
110 |
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