「すだち酎」は日新酒類の販路を全国に拡大した立役者でもあります。当時は町の酒屋さんが酒類販売の中心であり、当社の営業マンは酒屋さんにお酒を卸している業者さんに同行して、中四国や近畿エリアの酒屋さん1件1件を訪問し、「すだち酎」の魅力を伝え続けました。
当社は、20年前頃から輸出に取り組んでおります。「すだち酎」も現在ではアメリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニアへと広がっています。アジア圏では、日本料理店に置いていただいており、どんな料理にも合わせやすいのが魅力です。
「すだち酎」のラベルは誕生当時からほとんど変わっていないのですが、箱は徳島のお土産物としても親しまれることを考えて作られました。表面にはすだちの実と花が描かれています。地域限定でラベルの裏が阿波踊りのバックピクチャーボトルもあり、飲み終わった後も徳島の雰囲気を味わうこともできます。
すだち酎が
農林水産大臣賞受賞! |
販売開始から4年の1989年、第一回優良ふるさと食品中央コンクール(農林水産省、財団法人食品産業セン
ター主催)で農林水産大臣賞(新技術・新商品開発部門)を受賞しました。コンクールは、東京・晴海で開かれた昭和63年度ふるさと食品全国フェアの一環として実施。新技術・新製品開発と国産原料利用の両部門に、全国三十七県から四百六十四点の出品がありました。「すだち酎」は、県特産品のすだちの風味を十分に生かしたお酒です。貯蔵したすだち果汁から香りや味わいの成分を抽出、香りを整えるために低温熟成仕上げをした独自の技術が高く評価されました。
新商品も次々と。
時代にあわせて商品も変化。 |
●すだち酎エクセル(1989年) |
「すだち酎」発売から4年後「すだち酎エクセル」が誕生しました。昭和60年に発売した「すだち酎」に香りと風味をさらにグレードアップした「すだち酎エクセル」。ボトルやラベルにもこだわり、居酒屋等和風な店以外でも置いていただけるようにデザインしました。一段と増した爽やかな香りと軽快な酸味でのどごしをよくさせています。1990年スダチ新商品開発コンクールで優良賞を受賞。
●阿波踊りボトル(1990年) |
すだち酎の県内限定版「阿波踊りボトル」を発売しました。ラベルの裏側に阿波踊りの写真を印刷しており、お酒の入ったガラスボトルを通して見ると、レンズ効果で大きく浮かび上がったようになります。「すだち」に「阿波踊り」を加えて徳島の商品としての位置づけを鮮明にし、これまで以上の地域密着の取り組んでいます。
●スーパーすだち酎(2004年) |
スッキリとした後味と、少しの苦味が特徴の最高級すだち酎です。徳島県産の天然すだち果汁を使用。「すだち酎」の果汁の量をさらに増やしたリッチタイプです。クリアなウォッカがベースで、アルコール度数はちょっと高めの25度。ソーダやソフトドリンク等と合わせてもすだち果汁の風味が負けることなく、カクテルベースのお酒としてもお楽しみいただけます。
●すだち酎辛口(2005年) |
「すだち酎辛口」は、本格麦焼酎をブレンドしたアルコール度数25度の「すだち酎」です。定番の「すだち酎」より甘さをおさえた辛口タイプです。スッキリとした口当たりと麦焼酎のコクをいかした味わいで、本格焼酎のように水割りやお湯割りでもおいしく召し上がっていただけます。
●炭酸すだち酎「美眉(びび)」新発売(2006年) |
「すだち」を使った低アルコールの炭酸すだち酎「美眉」を四国限定発売しました。
「美眉」は、徳島を象徴する美しい山「眉山(びざん)」からネーミングしました。眉山は徳島市の中心部に位置し、どの方向から眺めても眉の姿に見えることからその名がついたと言われています。徳島市のシンボル的存在として親しまれ、2007年にここを舞台とした映画「眉山」は有名です。
●すだち酎カップ(2013年) |
「阿波の香りすだち酎」をベースに爽やかな香りと酸味をそのままに、アルコール度数を8度に抑え、お手軽にそのままお飲みいただけるアルコール度数にしました。すだちの酸味とほどよい苦みがマッチしています。 旅のお供や大人のお土産に最適です。 限定デザインで、徳島県のマスコットキャラクター「すだちくん」の可愛いイラストが入ったワンカップもございます。
●その他のすだち酎 |
お客様の嗜好に合わせて開発された商品。その後、アイテム集約のため終売となりました。
長い間のご愛顧ありがとうございました。
●スダチチュウ太郎(2023年)
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すだち酎シリーズ、累計で出荷本数4100万本超。
40周年に合わせたさらなる飛躍。 |
おかげさまで40周年を迎えることができました。
感謝の気持ちをこめてハッピーを還元するキャンペーンを実施いたします。